【株式会社メディチュア 代表取締役 渡辺優】
■制度開始以来、増え続けてきたDPC対象病院が初の100病院減少に
DPC制度(DPC/PDPS)の対象病院は、2003年4月に特定機能病院82病院からスタートして以来、徐々に数を増やしてきた=グラフ1=。しかし、26年度は初の減少に転じる。
DPC制度への参加はこれまで、査定対応なども含めた請求業務の効率化や、階段状の逓減制の包括点数設定に基づく早期退院や医療資源投入量のコントロールによる経営的メリット、機能評価係数IIによるインセンティブなど、多くのメリットがあった。対象病院が特に大きく増えたのは、10年前後の時期はDPC制度に参加する場合の経済的不安要素を軽減する仕組みがあったためだろう。出来高算定時代の収入を調整係数という形である程度保障する制度があったため、DPC制度に参加し大きく不利益を被ることがなかった。調整係数が機能評価係数IIに置き換えられ、調整係数が廃止された以降も、対象病院数は徐々に増え続けた。データ提出病院の拡大もあり、「あえて出来高算定に残る」のは、何らかの理由のある病院だけという認識であった。
■データ数と複雑性係数の関係性を見た過ち
しかし、風向きが変わったのは、3年前のこの議論からだろう=資料1=。
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次回配信は4月1日を予定しています
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